1.ちょうど10年前、天皇・皇后両陛下をお迎えし、「苫東和みの森」で全国植樹祭が開催されました。全国からおよそ1万人が参加されました。
写真はその時の御座所となった「お野立所」です。
2.さっそくシカ食害から樹木を守るため地上2メートルくらいまでみんなで防止ネット巻き付け作業をしました。作業にとりかかるにあたり、食害されている・いないの樹がはっきりしていましたので取り掛かりやすかった。みんなで延べ20メートルのネットを巻き付けました。
4.苫東和みの森の中 自然をバックに興膳津によるよみかたりが行われ、参加者みんな聞き入っていました。天気もよく、陽も少し差し込むいい場所でした。
「エゾオオカミ物語」は明治初期のころを題材にした絵本で、北海道に生きたエゾオオカミの暮らしぶりを紹介しています。もう1冊は「ピリカ お母さんへの旅」。ピリカは川で生まれた1匹のサケの名前です。川から海へ向かうサケたち・・・。いつしか生まれた川へ戻ってくる、匂いなのかあたりの景色なのか実にドラマチックです。そしていつしかピリカは自分が母親になっていく、というストーリイです。
自然な環境でなければ受け継がれません。
5.明治初期、美々(現在千歳市)でエゾシカの缶詰を製造し海外へ輸出していました。その工場跡地を見学しました。北海道でエゾシカ缶詰はここだけ(他はサケでした)。
つまり当時はこのあたりはそれだけエゾシカがたくさん生息したり、行動した場所ということでしょう。しかし数年間の大雪、冷雨などの影響でエゾシカは大量死してしまい、工場での稼働はわずか数年、あえなく閉鎖となりました。