「ラタ・マクロビオテック」主宰原田ちほ講師による「シカ肉料理講習会」を開催しました。
この日は「ピロシキ」「シチュー」を20名が習いました。
エゾシカ肉の料理には札幌黄(玉ねぎ)をはじめ道産野菜や乳製品がよく合います。
この日はこれら道産野菜と乳製品をふんだんに使った地産地消の一品でした。
シカ肉の旨みを凝縮したシチューなどはこれから冬に向かう季節にはぴったり、家庭料理としてもおすすめ。
エゾシカのひき肉を天然酵母パン生地で包んで揚げたピロシキは、参加されたみなさんから大好評でした。
油の中でぷくっと膨らんだパンには歓声が上がりました。
当日のレシピを最下部に記載しています。是非お試しください!
―原田ちほ―
札幌にて1997年よりオーガニックをメインとした料理教室『ラタ・マクロビオテック』を主宰。
野菜を中心としたレシピを得意としている。地元食材を活かす、ため鹿肉料理を研究中。
エゾシカネット会員。
「ラタ・マクロビオティック」のホームページはコチラから。
レシピ紹介 ラタ・マクロビオティック 原田ちほ
〈北海道野菜のシチュー〉
(4人分)
鹿肉(もも) 約170g
玉ねぎ 中1個
人参 1本(約100g)
ジャガイモ 2個
ブロッコリー 数房(飾り用・茹でて房にしておく)
ニンニク 1かけ
オリーブオイル 大匙1 ★ベシャルメソース。シチューにとろみをつけるものです。
小麦粉 大匙3 小さなボールに合わせておきます。
水 550cc
牛乳 50cc ★合わせて600ccになるように、牛乳の量はお好みで。
〈味付け〉
チーズパウダー 大匙2
塩 小匙1+1/2
メープルシロップ 大匙1
コンソメ(顆粒) 少々
バター 一かけ(お好みで)
ドライハーブ 適宜(お好みで)
(作り方)
1.鹿肉はサイコロ切りにして、ニンニクを熱した油で表面に焦げ目をつけておく。
2.鹿肉を鍋から取り出し、そこに切った玉ねぎ・人参・じゃがいもを入れよく炒める。
香りが立ってきたら、ベシャメルソースを入れ全体に混ぜる。
3.2に水を少しずつ入れてゆき、ベシャメルソースを伸ばしてゆく(弱火)
4.水550ccを入れたら①の鹿肉を入れ、蓋をして野菜と肉に完全に火が入るまで弱火にかける。
5.全体に火が通ったら味付けをし、最後に牛乳を入れる。
〈鹿肉のピロシキ〉
(10個分)
★パン生地
強力粉 300g
砂糖 大匙1
塩 小匙1
酵母(ドライ) 5g
酵母を溶かすぬるま湯 大匙1.5
ぬるま湯(38~40℃) 180cc
★具
鹿肉(ひき肉) 500g
玉ねぎ 大1個
砂糖 大匙2
醤油 大匙1
塩 少々
メープルシロップ(あれば) 大匙2(なければ砂糖で代用)
小麦粉 大匙1.5
パン粉・揚げ油
(作り方)
1.パン生地を作っておく。酵母に大匙1.5のぬるま湯を入れてよく溶かし、
溶けたら180ccのぬるま湯に合わせておく。
強力粉、砂糖、塩を大きめのボールに入れ、ぬるま湯をすべて入れてよくこねる。
生地につやが出てきたら全体を一つにまとめ、ボールの内側に薄く油を塗り、
約1~1.5時間かけて2倍に膨らむまでビニール袋をかけて寝かせておく。
2.具を作る。玉ねぎをみじん切りにし、透き通るまでフライパンでよく炒める。
玉ねぎが炒め終わったら、ひき肉と砂糖大匙3を加え炒める。
ひき肉に火が通ったら、醤油・メープルシロップ・塩で甘めに味をつけ、小麦粉を入れ粘りを出しておく。
3.2倍に膨らんだパン生地を再度こね、10等分にする。②の具も10等分にし、
1/10のパン生地を丸めて綿棒で伸ばし、中に具を包んで継ぎ目をしっかりとふさぎ形を整える。
4.具を包んだ10個の③を、濡れた布巾で包みパン生地の表面を湿らせてパン粉をまぶす。
それを揚げ油できつね色なるまで揚げる。