2016年2月10日

一般財団法人 前田一歩園訪問

2月9・10日、水沢理事長をはじめ、渡辺理事、猪俣・嶋田エゾシカネット会員の4人で、阿寒国立公園のエゾシカによる樹皮食害の環境破壊に対する前田一歩園の取り組みを見学してまいりました。
その取り組み内容の一部をご紹介いたします。

樹皮食害を受けた樹木

樹皮食害を受けた樹木

餌の少なくなる冬場には、エゾシカが樹木の皮を食べることによる樹皮食害が発生します。
樹皮を食べられた樹木は、根から水を引き上げることができず、そのまま枯れてしまいます。

厳冬期のエゾシカに対する給餌

厳冬期のエゾシカに対する給餌

エゾシカによる樹皮食害を防ぐため、厳冬期にはビートパルプの給餌を行っているそうです。
給餌を開始してから、樹皮食害は激減しているそうです。

エゾシカ捕獲の為の囲い罠

エゾシカ捕獲の為の囲い罠

群れで活動するエゾシカを、この囲い罠を使って群れごと捕獲します。
中央に見える黒っぽいものは、おびき寄せようの餌(ビートパルプ)です。

給餌場所に集まっていたエゾシカの群れ

給餌場所に集まっていたエゾシカの群れ

阿寒湖畔には約20カ所の給餌場所を設けているそうです。