「親子deエゾシカを知ろうin円山動物園」を開催しました。
朝から時折雨足が強くなるあいにくの天候の中、会場となりました札幌市円山動物園「エゾシカ・オオカミ舎」には、20名の参加者にお集まりいただきました。
開催時間が近づく頃には、晴れ間も顔をのぞかせてくれました。
理事長の水沢から、ご参加いただいた皆様に、感謝のご挨拶させていただきました。
主催者の札幌市環境局を代表して、畠山係長より「生物多様性の保全」の大切さや、「まちなか生き物活動」についてご挨拶させていただきました。
北海道大学で学びながら、円山動物園のガイドボランティアをされている葛西さんによる、北海道の動物クイズでスタートです。
会場を「エゾシカ・オオカミ舎」2階にある「森のひろば」に移動して、絵本よみかたりのスタートです。
全国で活躍中の当NPO法人会員の「興膳 津(こうぜん しん)」による、絵本よみかたりです。
エゾシカの生態についての絵本と、絶滅してしまったエゾオオカミについての絵本をよみかたりいたしました。
絵本よみかたりの後は、飼育員さんによるお話です。
まずはオオカミについて。残念ながらエゾオオカミは絶滅してしまっているので、円山動物園ではシンリンオオカミを飼育しています。
最後は飼育員の講神(こうじん)さんから、エゾシカの生態についてお話いただきました。
毎年角が生え変わるため、この時期の角はまだ柔らかく、先端も尖っていません。
エゾシカにとっては、下草よりも木の葉の方が栄養があって美味しいそうです。
柵内の樹木は低いところは既に食べられ、普段は届かない高さに有る木の葉ですが、雨降りの日は雨つぶの重さで枝が垂れ下がり、このように後ろ脚で立ち上がって木の葉を食べる様子が見られるそうです。
今回のイベントは、札幌市の委託事業「平成28年度まちなか生き物活動運営業務」のプログラムとして開催いたしました。我々NPO法人エゾシカネットとしても初の試みで、不手際などあったかと思いますが、ご参加いただいた皆様には概ね楽しんでいただいていたようです。
次回は9月に開催予定です。
たくさんの皆様のご参加をお待ちしております。